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シリーズ 42歳からのお灸教室4回目 妊娠・出産・産後を支えるお灸

お灸は、女性のライフステージに寄り添いながら、妊娠を望む時期から産後まで幅広く役立つセルフケアです。とくに冷えや血流の滞りは女性の体調に大きく影響するため、お灸による温熱刺激は心地よくとても心強いサポートになります。

プレコンセプションケアとしてのお灸
「いつか赤ちゃんを授かりたい」と思ったときから始められるのがプレコンセプションケアです。エネルギーが不足して元気がないツボにお灸をすることで、その場所だけでなく足先まで温かくなり、ツボが所属している経絡というエネルギールートの流れを整えることで、冷えの改善やホルモンバランスのサポートが期待できます。

妊娠中のセルフケア
妊娠中は心身の変化が大きく、むくみや腰痛、眠りの浅さなどの不調を感じる方も少なくありません。お灸は穏やかに体を整えてくれるので、セルフケアに取り入れやすい方法です。近年の研究では、逆子の矯正にお灸が役立つことも報告されています。
「骨盤位胎児(逆子)の回転に対する灸:Coyle ME. Smith C. Peat B.
Cephalic version by moxibustion for breech presentation. Cochrane Database of Systematic reviews 2023https://doi.org/10.1002/14651858.CD003928.pub4

産後の回復と心身のケア
出産後は心身が大きなダメージを受けています。お灸は血行を促し、体の回復を助けるだけでなく、リラックス効果により心の安定にもつながります。
赤ちゃんと一緒にできる養生
赤ちゃんを抱きながらでもできる煙の出ない火も使わない灸具を使用した「ながらお灸」や、授乳中のリラックスタイムに取り入れるなど、工夫次第で無理なく続けられます。

今回のおすすめのツボ:三陰交(SP6)

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三陰交は、足の内くるぶしの上にあり、女性の健康を支える大切なツボです。婦人科系の不調や冷え、むくみなどに広く用いられ、妊娠前から産後まで頼りになるツボです。セルフケアのお灸に取り入れてみてください。

せりえ鍼灸室は、東洋医学の知恵と繊細な技術で、妊娠中だけでなく、その他のステージの女性のからだや妊活もサポートしています。

次回は、「42歳からの未来設計:更年期を見据える」を予定しています。

© 2025 Yoshihiko Koido. 本記事の内容の無断転載・引用を禁じます。

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