40代前半を迎えると、「疲れやすい」「気分の波が大きい」「なんとなく眠れない」などの変化を感じる方が増えてきます。これは“プレ更年期症状”とも呼ばれ、更年期に向かうサインかもしれません。
東洋医学では、女性の体は7年ごとに節目を迎えるとされ、42歳は腎気(生命エネルギーの元)がさらに衰え始める時期。生殖機能だけでなく、気力や骨、髪、肌、耳の健康にも影響すると考えられています。
また、この時期は「ミドルエージクライシス」とも重なり、家庭や仕事、将来の健康について揺れることも。だからこそ、体だけでなく心や社会との関わりも含めて“未来設計”を意識することが大切です。
さらに忘れてはいけないのが、胃腸の働きの衰え。体に良いものを摂っても消化吸収が落ちていると、十分にエネルギーになりません。
そこでおすすめなのが 足三里(あしさんり) へのお灸。

膝の下、すねの外側にあるこのツボは「養生のツボ」と呼ばれ、胃腸の働きを助け、全身のエネルギーを養ってくれます。
婦人科でホルモンや骨密度をチェックしつつ、日常では
冷え対策(お灸や温め習慣)
質の良い睡眠
軽い運動や深呼吸
自分をいたわる時間
これらを実践することが、50代・60代を元気に迎える準備になります。
更年期を恐れるのではなく、知識とセルフケアを味方にして「自分らしい未来」を描いていきましょう。
せりえ鍼灸室は、東洋医学の知恵と繊細な技術で、妊娠中だけでなく、その他のステージの女性のからだや妊活もサポートしています。
次回は、「健康をデザインするライフスタイル」を予定しています。
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