(シリーズ:ベトナム鍼灸交流 安全な日本鍼灸の発信)
✈️ 約3,700kmの空の旅 ― 成田からハノイへ
13日から18日まで、ベトナム・ハノイを訪れました。搭乗したベトナム航空のフライトマップによると、東京(成田)からハノイまでは約3,722km、飛行時間は5時間半。40年前に訪れた中国大陸の上空を飛びながら、懐かしい記憶が蘇ります。
🏥 今回の目的 ― ハドン総合病院との伝統医学交流
今回の主な目的は、7月に当院へ来訪されたハドン総合病院の医師団との再会、そして同病院の創立115周年記念式典への出席、伝統医学部門との医療交流でした。
ハドン総合病院は、ハノイ市内でも屈指の歴史を誇る総合病院で、西洋医学と伝統医学が協働する体制を整えています。私たち**せりえ鍼灸室(横浜・桜木町)**が大切にしてきた「女性のライフサイクルを支える鍼灸」と多くの共通点があり、両国の医療者が互いに学び合える未来を感じました。
🍜 初日のハノイ散策 ― 五感で味わう「ローカルの温度」
到着した日は、時折雨が降る蒸し暑い天気。
ハノイ駅周辺を歩いていると、偶然見つけた小さなレストランに惹かれて入ってみました。
観光客も地元の人も入り混じる空間で、フルーティーでさわやかな果実ジュースと地元料理を堪能しました。久しぶりの海外でしたが、直感と嗅覚はまだまだ健在。
料理の香りや街の音、湿気を帯びた空気の中に、エネルギーあふれるハノイの暮らしを肌で感じました。美味しい食べ物をみつける旅の始まりです。


👩🦰 ベトナム女性の力 ― 女性博物館で感じた共鳴
翌14日には、旧市街に近い宿泊先へ移動。ハノイ市内の散策はスリリングで、信号が変わるタイミングが早く、無数のバイクと車が行き交う間をすり抜けるように街を歩き、午後は**ベトナム女性博物館(Vietnam Women’s Museum)**を訪れました。

館内は、フロアごとにテーマが異なっており、国家の発展に大きく貢献してきた女性たちの歴史と誇りが紹介されています。
特に、助産師の仕事が尊重されている点に強く共感。当院の助産師資格を持つ元気な女性鍼灸師の姿と重なりました。

さらに、約40年前に辻内先生と訪れた中国・雲南省で出会った少数民族の衣装とそっくりな展示もあり、アジアに脈打つ伝統文化の連続性を改めて感じました。
ハノイでの最初の2日間は、文化の中に息づく“医療と女性の力”を実感する時間となりました。

🌸 せりえ鍼灸室が大切にしている「女性の一生を支える鍼灸」
せりえ鍼灸室は、横浜・桜木町で30年以上、
女性のライフステージに寄り添う鍼灸を行ってきました。
妊娠中のマイナートラブル、逆子治療、産後の体調ケアなど、
医療機関と連携しながら安全で効果的なケアを提供しています。
今回のハノイ訪問を通して、改めて「女性の身体と文化を尊重する鍼灸の力」を再確認できました。
👉 関連リンク:妊婦さんの鍼灸治療とは
🔜 次回予告:ハドン総合病院との再会と学術交流へ
次回(第2回)は、ハドン総合病院の伝統医学部門スタッフとの交流、そして鍼灸治療の実践の様子をお伝えします。
せりえ鍼灸室は、東洋医学の知恵と繊細な技術で、妊娠中だけでなく、その他のステージの女性のからだや妊活もサポートしています。
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