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第1回:せりえ鍼灸室が見ている不妊症に対する鍼灸治療の現在地

近年、不妊症の相談で鍼灸院を訪れる女性が増えています。
しかし「鍼灸で妊娠できるのか」「医学的な根拠はあるのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

せりえ鍼灸室では、不妊症の治療を“妊娠のための施術”と捉えるのではなく、
「からだを整えること」=「生きる力を取り戻すこと」 として位置づけています。

本記事では、私たちが考える鍼灸治療の現在地を、
西洋医学・東洋医学の両面から見つめ直しながらお伝えします。

現代女性が抱える「不妊」の背景

現代社会では、仕事と生活の両立、長時間労働、ストレス、食生活の乱れなど、
身体に負担のかかる環境で日々を過ごす女性が増えています。

結婚や出産の時期が遅れることで、妊娠率が低下することはよく知られていますが、
実際には、月経不順、睡眠の質の低下、からだの冷えなど、
生活の中に潜む“からだのサイン”が、妊娠しづらさの背景にあることも少なくありません。

せりえ鍼灸室が考える「妊娠力」とは

せりえ鍼灸室では、“妊娠力”を単に「妊娠するための力」ではなく、
「生命を育む力=腎気」 として考えています。

東洋医学では、腎気は生命エネルギーの源であり、成長・生殖・老化を司るとされています。
腎気が充実していれば、月経も安定し、冷えにくく、身体は自然なリズムを取り戻します。

鍼灸治療は、この“腎気”をはじめ、身体全体のバランスを整えることで、
心身が妊娠しやすい状態に戻るようにサポートします。

鍼灸治療の目的 ― からだの声を聴く時間

鍼灸の時間は、「治療」だけでなく、自分の身体と静かに向き合う時間 でもあります。
からだが冷えている、肩こりが続く、眠りが浅い――
そんな小さなサインは、身体からのメッセージです。

鍼灸を通して血流を促し、自律神経を整えることで、
「頑張りすぎていた心と身体」が少しずつ緩んでいきます。
その変化が、ホルモンのリズムや基礎体温、月経周期にも少しずつ反映されていくのです。

医療との連携が生む安心

不妊治療を行う医療機関と鍼灸の併用は、相互に補完し合う関係にあります。
検査やホルモン治療などの医学的支援と、身体の状態を整える鍼灸が組み合わさることで、
より安心して治療に臨むことができます。

せりえ鍼灸室では、医師との情報共有や、患者さんの体調変化の観察を大切にしています。
「医学的知識を踏まえたうえで、東洋医学の力を活かす」――
これが、私たちの考える“統合的なケア”の形です。

まとめ ― 鍼灸は、からだと意識をつなぐインターフェイス

東洋医学は、意識と身体をつなぐ“インターフェイス”のような存在です。
身体が発する声に耳を傾け、自分の手で触れながら、
人生の最後まで寄り添ってくれる“ベストパートナー”として、
自分の身体を大切にするきっかけになれば幸いです。

この記事の内容について、動画でもわかりやすく解説しています。
初めて鍼灸を受けるか迷っている方にもおすすめです。
文章では伝えきれないポイントもお話ししていますので、ぜひこちらもご覧ください。
YouTube動画はこちら


せりえ鍼灸室は、東洋医学の知恵と繊細な技術で、妊娠中だけでなく、その他のステージの女性のからだや妊活もサポートしています。
© 2025 Yoshihiko Koido. 本記事の内容の無断転載・引用を禁じます。

院長 小井土善彦

全日本鍼灸学会認定鍼灸師。京都市生まれ。 ●略歴 旧早稲田鍼灸専門学校卒業 明治国際医療大学大学院鍼灸学専攻博士課程前期(修士)終了(鍼灸学修士) 筑波技術大学客員研究員(2014年~2017年) 全日本鍼灸学会認定委員会審査委員(2014年~) 現代医療鍼灸臨床研究会会員(評議員) ●教育 神奈川県立衛生看護専門学校 助産師学科 非常勤講師 (2008年~) 森ノ宮医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2009年~2016年) 東京有明医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2016年~) ●所属学会 全日本鍼灸学会、日本母性衛生学会、日本東洋医学会、日本脳神経外傷学会 ●主な研究テーマ 産婦人科領域における鍼灸治療の研究 軽度外傷性脳損傷および軽度外傷性脳損傷に対する鍼灸治療に関する研究 ●趣味、特技 スキー、音楽鑑賞、読書、写真、旅行、ドライブ、釣り、シュノーケリング、キャンプ、ハイキング、料理、ショッピング、昼寝・・・

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