朝起きるのがつらいのは、怠けではありません
朝、目は覚めているのに体が動かない。
- 起きようと思っても体が重い
- 目覚ましを何度も止めてしまう
- 朝からだるい
- 仕事や家事の前から疲れている
このような状態が続いていませんか?
「疲れているだけかな」
「年齢のせいかもしれない」
そう思ってやり過ごしている方はとても多いです。
しかし、朝の不調が続く場合、
体の調整機能がうまく働いていない可能性があります。
それは決して
怠けや気のせいではありません。
朝起きるのがつらい女性は増えています
最近、当院でも
「朝がつらい」
「起きるまでに時間がかかる」
という相談が増えています。
特に多いのは
- 30代〜50代の女性
- 仕事と家庭を両立している方
- 真面目で頑張りすぎるタイプの方
です。
朝の不調は
- 自律神経
- 睡眠の質
- ホルモンバランス
- 慢性的な疲労
など、いくつかの要因が重なって起こります。
朝のだるさの主な原因
朝の調子が悪い原因として、よく見られるものがあります。
① 自律神経のリズムの乱れ
本来、体は
夜:副交感神経
朝:交感神経
というリズムで切り替わります。
しかし
- ストレス
- 睡眠不足
- スマートフォン
- 生活リズムの乱れ
などが続くと、
朝のスイッチが入りにくくなる
ことがあります。
② 睡眠の質の低下
「寝ているのに疲れが取れない」
この状態は、
- 眠りが浅い
- 夜中に何度も目が覚める
- 脳が休めていない
ことが原因の場合があります。
③ 慢性的な疲労
体の回復が追いつかない状態が続くと、
朝から疲れている
という状態になります。
医療機関で確認しておきたい体調の変化
朝のだるさが続く場合、
体の働きだけでなく、医学的な原因が隠れていることもあります。
例えば
- 貧血
- 甲状腺ホルモンの低下
- 女性ホルモンの変化
- 睡眠障害
などです。
特に
- 強い疲労感が続く
- 動悸やめまいがある
- 月経量が多い
- 健診を長く受けていない
という場合は、
一度医療機関での検査を受けることをおすすめしています。
当院でも、必要に応じて
医療機関の受診をお勧めすることがあります。
体の状態を確認したうえで、
鍼灸による体調管理を取り入れていくことは
とても大切だと考えています。
東洋医学では「気の不足」と考えることがあります
西洋医学で問題がなく、説明できない朝のだるさが続く場合
東洋医学では、
「気(き)」の不足
として説明することがあります。
「気」と聞くと少し不思議に感じるかもしれません。
しかしこれは
体を動かすエネルギー
のようなものを表す言葉です。
例えば
- 元気
- 気力
- やる気
という言葉にも
「気」が使われています。
体の働きが弱くなると、
- 朝起きられない
- 疲れやすい
- 気力が出ない
という状態になることがあります。
整体では改善しにくいこともあります
整体は
- 姿勢
- 筋肉
- 関節
など、体の構造を整える方法です。
一方、朝のだるさは
- 自律神経(オンスイッチとオフスイッチを切り替える機能)
- 内臓の働き
- 血流
- 体の回復力
など
体の働きの問題
で起きていることがあります。
その場合、
体の機能を整えるアプローチが必要になります。
鍼灸が行っていること
鍼灸は
- 自律神経
- 血流
- 内臓の働き
など、体の調整機能に働きかけます。
体のバランスが整うと、
- 朝の目覚め
- 疲労回復
- 睡眠の質
などが変化することがあります。
これは
自己治癒力
が働きやすくなるためです。
「朝がつらい」は体からのサイン
朝の不調は、
体からの
「少し整えてほしい」
というサインかもしれません。
無理を続けると、
- 自律神経の不調
- 強い疲労
- 気分の落ち込み
につながることもあります。
体調が大きく崩れる前に、
体を整えるという考え方があります。
次回の記事
次回は
お通じの調子が悪い
(便秘・下痢を繰り返す)
について解説します。
腸の状態と自律神経の関係について、
東洋医学の視点からお話しします。
◎当院では、刺さない鍼から施術を始めることも可能です。
体調や体質を伺いながら、施術方法を一緒に考えていきます。
鍼が初めての方も安心してご相談ください。
せりえ鍼灸室では、医学的な情報と鍼灸のエビデンスを共有しながら、妊娠期だけでなく、乳幼児期から更年期やシルバー世代を含む女性のライフステージ全体を見据えた鍼灸ケアを行っています。症状だけでなく、その方の生活背景やこれまでの経過を大切にしながら、医療と連携した無理のない健康支援を心がけています。
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