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【シリーズ「なんとなく調子がわるい」を整える12のヒント】第2回 朝の調子が悪い(起床困難・だるさ)

朝起きるのがつらいのは、怠けではありません

朝、目は覚めているのに体が動かない。

  • 起きようと思っても体が重い
  • 目覚ましを何度も止めてしまう
  • 朝からだるい
  • 仕事や家事の前から疲れている

このような状態が続いていませんか?

「疲れているだけかな」
「年齢のせいかもしれない」

そう思ってやり過ごしている方はとても多いです。

しかし、朝の不調が続く場合、
体の調整機能がうまく働いていない可能性があります。

それは決して
怠けや気のせいではありません。

朝起きるのがつらい女性は増えています

最近、当院でも

「朝がつらい」
「起きるまでに時間がかかる」

という相談が増えています。

特に多いのは

  • 30代〜50代の女性
  • 仕事と家庭を両立している方
  • 真面目で頑張りすぎるタイプの方

です。

朝の不調は

  • 自律神経
  • 睡眠の質
  • ホルモンバランス
  • 慢性的な疲労

など、いくつかの要因が重なって起こります。

朝のだるさの主な原因

朝の調子が悪い原因として、よく見られるものがあります。

自律神経のリズムの乱れ

本来、体は

夜:副交感神経
朝:交感神経

というリズムで切り替わります。

しかし

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • スマートフォン
  • 生活リズムの乱れ

などが続くと、

朝のスイッチが入りにくくなる

ことがあります。

睡眠の質の低下

「寝ているのに疲れが取れない」

この状態は、

  • 眠りが浅い
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 脳が休めていない

ことが原因の場合があります。

慢性的な疲労

体の回復が追いつかない状態が続くと、

朝から疲れている

という状態になります。

医療機関で確認しておきたい体調の変化

朝のだるさが続く場合、
体の働きだけでなく、医学的な原因が隠れていることもあります。

例えば

  • 貧血
  • 甲状腺ホルモンの低下
  • 女性ホルモンの変化
  • 睡眠障害

などです。

特に

  • 強い疲労感が続く
  • 動悸やめまいがある
  • 月経量が多い
  • 健診を長く受けていない

という場合は、
一度医療機関での検査を受けることをおすすめしています。

当院でも、必要に応じて
医療機関の受診をお勧めすることがあります。

体の状態を確認したうえで、
鍼灸による体調管理を取り入れていくことは
とても大切だと考えています。

東洋医学では「気の不足」と考えることがあります

西洋医学で問題がなく、説明できない朝のだるさが続く場合

東洋医学では、

「気(き)」の不足

として説明することがあります。

「気」と聞くと少し不思議に感じるかもしれません。

しかしこれは

体を動かすエネルギー

のようなものを表す言葉です。

例えば

  • 元気
  • 気力
  • やる気

という言葉にも
「気」が使われています。

体の働きが弱くなると、

  • 朝起きられない
  • 疲れやすい
  • 気力が出ない

という状態になることがあります。

整体では改善しにくいこともあります

整体は

  • 姿勢
  • 筋肉
  • 関節

など、体の構造を整える方法です。

一方、朝のだるさは

  • 自律神経(オンスイッチとオフスイッチを切り替える機能)
  • 内臓の働き
  • 血流
  • 体の回復力

など

体の働きの問題

で起きていることがあります。

その場合、

体の機能を整えるアプローチが必要になります。

鍼灸が行っていること

鍼灸は

  • 自律神経
  • 血流
  • 内臓の働き

など、体の調整機能に働きかけます。

体のバランスが整うと、

  • 朝の目覚め
  • 疲労回復
  • 睡眠の質

などが変化することがあります。

これは

自己治癒力

が働きやすくなるためです。

「朝がつらい」は体からのサイン

朝の不調は、

体からの

「少し整えてほしい」

というサインかもしれません。

無理を続けると、

  • 自律神経の不調
  • 強い疲労
  • 気分の落ち込み

につながることもあります。

体調が大きく崩れる前に、
体を整えるという考え方があります。

次回の記事

次回は

お通じの調子が悪い
(便秘・下痢を繰り返す)

について解説します。

腸の状態と自律神経の関係について、
東洋医学の視点からお話しします。

◎当院では、刺さない鍼から施術を始めることも可能です。
体調や体質を伺いながら、施術方法を一緒に考えていきます。
鍼が初めての方も安心してご相談ください。

せりえ鍼灸室では、医学的な情報と鍼灸のエビデンスを共有しながら、妊娠期だけでなく、乳幼児期から更年期やシルバー世代を含む女性のライフステージ全体を見据えた鍼灸ケアを行っています。症状だけでなく、その方の生活背景やこれまでの経過を大切にしながら、医療と連携した無理のない健康支援を心がけています。

© 2025 Yoshihiko Koido. 本記事の内容の無断転載・引用を禁じます。

院長 小井土善彦

全日本鍼灸学会認定鍼灸師。京都市生まれ。 ●略歴 旧早稲田鍼灸専門学校卒業 明治国際医療大学大学院鍼灸学専攻博士課程前期(修士)終了(鍼灸学修士) 筑波技術大学客員研究員(2014年~2017年) 全日本鍼灸学会認定委員会審査委員(2014年~2022年) 全日本鍼灸学会経絡経穴委員会委員(2022年~) 現代医療鍼灸臨床研究会会員(評議員) ●教育 神奈川県立衛生看護専門学校 助産師学科 非常勤講師 (2008年~) 森ノ宮医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2009年~2016年) 東京有明医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2016年~) アルファ医療福祉専門学校非常勤講師(2023年~) ●所属学会 全日本鍼灸学会、日本母性衛生学会、日本東洋医学会、日本脳神経外傷学会 ●主な研究テーマ 産婦人科領域における鍼灸治療の研究 軽度外傷性脳損傷および軽度外傷性脳損傷に対する鍼灸治療に関する研究 ●趣味、特技 スキー、音楽鑑賞、読書、写真、旅行、ドライブ、釣り、シュノーケリング、キャンプ、ハイキング、料理、ショッピング、昼寝・・・

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