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【シリーズ「なんとなく調子がわるい」を整える12のヒント】まとめ なんとなく不調が続く方へ

整体やマッサージでは整わなかった体に、鍼灸という選択肢

「病院の検査では異常がない」

でも、

・疲れが抜けない
・朝がつらい
・眠りが浅い
・体調の波が大きい

このような状態が続いている方は少なくありません。

このシリーズでは、

第0回 整体と鍼灸の違い どちらを選べばいいの?
第1回 最近なんだか調子がわるい それ、年齢のせいだけではありません
第2回 朝の調子が悪い (起床困難・だるさ)
第3回 お通じの調子が悪い(便秘・下痢)
第4回 月経の調子が悪い (周期の乱れ・PMS)
第5回 睡眠の質が悪い (眠りが浅い・途中覚醒)
第6回 メンタルの調子がいまいち (イライラ・不安)
第7回 お肌の調子が悪い (くすみ・吹き出物)
第8回 検査で異常がないのに不調が続く理由
第9回 「自律神経が乱れてますね」で終わらないために
第10回 整体では整わなかった人へ
第11回 薬に頼り続けたくない方へ
第12回 “治療”ではなく“調整”という考え方
と、13回にわけ

病気ではないけれど健康とも言えない状態”

について、東洋医学の視点からお話ししてきました。

WHOが定義する「健康」

世界保健機関(WHO)は健康を次のように定義しています。

健康とは、
単に病気や虚弱がないことではなく、
身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態である。

つまり、

「病気ではない」ことと
「健康である」ことは同じではありません。

QOLと健康関連QOL(HRQL)

健康を考えるうえで重要なのが

生活の質(Quality of Life:QOL)

です。

その中でも医療分野では

健康関連QOL(Health-Related Quality of Life:HRQL)

という概念が使われます。

HRQLとは、

・体の状態
・心の状態
・日常生活機能

が生活の質にどのように影響しているかを示す考え方です。

例えば

検査では異常なし。

しかし

・朝がつらく仕事に集中できない
・疲れが抜けず家事がしんどい
・気分が不安定で人と会うのが億劫

このような状態は

HRQL(健康関連QOL)が低下している状態

とも考えられます。

東洋医学では

数値に現れないHRQLの低下

からも体の状態を見ていきます。

不調は「異常」ではなく「機能の崩れ」

西洋医学は

「異常」を見つける医学

です。

一方、東洋医学では

異常になる前の機能の崩れ

に注目します。

この状態は

未病(みびょう)

と呼ばれます。

病気ではない。
でも健康とも言い切れない。

実はこの段階こそが、

体を整えやすいタイミング

でもあります。

よくある対処とその限界

不調を感じたとき、多くの方がまず試すのは

・整体
・マッサージ
・サプリメント
・生活習慣の改善

などです。

どれも大切な取り組みです。

しかし

・すぐ元に戻る
・慢性的な疲れが変わらない
・体質が改善した実感がない

という場合、

問題は

体の構造ではなく
体の「機能」

にある可能性があります。

東洋医学が見る「整える力」

体には本来

・回復する力
・巡らせる力
・守る力

といった 自己調整機能 があります。

東洋医学ではこれを

「気(気の働き)」

という概念で表してきたようです。

ここでいう「気」とは

特別なエネルギーではなく、

体が本来持っている調整能力

身体の調整機能が十分に発揮できなくなって

失いかけたバランスを元に戻す能力

と考えることができます。

鍼灸は何に効くのか?鍼灸のエビデンス

近年は世界中で

RCT(無作為化比較試験)

による鍼灸の臨床研究が進められています。

山下仁氏は著書
「速修 現代臨床鍼灸学エッセンス」の中で、

コクランレビューで肯定的に結論されている疾患・症状

として次を紹介しています。

肯定的

・慢性腰痛
・筋緊張性頭痛
・頚部障害
・片頭痛予防
・術後の嘔気・嘔吐
・疼痛軽減

一部肯定的

・線維筋痛症
・骨盤位妊娠(灸)

引用
速修 現代臨床鍼灸学エッセンス
山下仁著
2020年 錦房

鍼灸はなぜ効くのか?基礎研究から分かってきたこと

基礎研究では、

鍼灸刺激が

・自律神経系
・内分泌系
・免疫系
・情動系

などに影響することが報告されています。

その結果、

鍼灸が生体の自己調整機能に影響する可能性

が生理学的な観点から説明されるようになってきました。

参考文献
鍼灸臨床最新科学
メカニズムとエビデンス
川喜田健司・矢野忠 編
医歯薬出版 2014

鍼灸が目指していること

鍼灸は

症状を一時的に抑えるのではなく、

体が本来持つ「整える力」を引き出す施術

です。

その結果

・疲れが取れやすくなった
・眠りが深くなった
・体調の波が小さくなった

など

HRQL(健康関連QOL)の改善

につながることがあります。

こんな方は一度ご相談ください

・慢性的な疲れが続いている
・眠りが浅い
・体調の波が大きい
・検査では異常がない
・整体やマッサージに通っても改善しない
・整体やマッサージに通っても改善しなくなってきた

このような状態は

体の調整機能がうまく働いていないサイン

かもしれません。

体調管理の一つの方法として
鍼灸という選択肢もあります。

気になる方は
お気軽にご相談ください。

◎当院では、刺さない鍼から施術を始めることも可能です。🔶詳しくはこちら
体質や体調を伺いながら、施術方法を一緒に考えていきます。
鍼が初めての方も安心してご相談ください。

せりえ鍼灸室では、医学的な情報と鍼灸のエビデンスを共有しながら、妊娠期だけでなく、乳幼児期から更年期やシルバー世代を含む女性のライフステージ全体を見据えた鍼灸ケアを行っています。症状だけでなく、その方の生活背景やこれまでの経過を大切にしながら、医療と連携した無理のない健康支援を心がけています。

© 2025 Yoshihiko Koido. 本記事の内容の無断転載・引用を禁じます。

院長 小井土善彦

全日本鍼灸学会認定鍼灸師。鍼灸学修士。 筑波技術大学客員研究員(2014年~2017年) 全日本鍼灸学会認定委員会審査委員(2014年~2022年) 全日本鍼灸学会経絡経穴委員会委員(2022年~) 現代医療鍼灸臨床研究会会員(評議員) ●教育 神奈川県立衛生看護専門学校 助産師学科 非常勤講師 (2008年~) 森ノ宮医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2009年~2016年) 東京有明医療大学保健医療学部 鍼灸学科 非常勤講師(2016年~) アルファ医療福祉専門学校非常勤講師(2023年~) ●所属学会 全日本鍼灸学会、日本母性衛生学会、日本東洋医学会、日本脳神経外傷学会 ●主な研究テーマ 産婦人科領域における鍼灸治療の研究 軽度外傷性脳損傷および軽度外傷性脳損傷に対する鍼灸治療に関する研究 ●趣味、特技 スキー、音楽鑑賞、読書、写真、旅行、ドライブ、釣り、シュノーケリング、キャンプ、ハイキング、料理、ショッピング、昼寝・・・

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